山野 好章やまの よしあき
- 所属大学
- 鳥取
- 講座
- 基礎獣医学
- 教育研究分野
- 獣医生化学
- 担当科目
- 獣医生化学,放射線生物学

教育ポリシー
主な研究テーマ
- 哺乳類の精子形成に関わる分子機構
- 内分泌撹乱物質が精子形成に与える影響
- 放射線の成体影響、安全取扱い
研究のキーワード
- 精子形成
- 内分泌撹乱物質
- 遺伝子発現解析
- ガン・精巣抗原
- 放射線
主な研究業績
M. Ohta, K. Ohyama, A. Asano, S, Yokota, AM. Khalid, and Y. Yamano.: Regulation of rat tetratricopeptide repeat domain 29 gene expression by follicle-stimulating hormone. Bioscience, Biotechnology and Biochemistry, 76, 1540-1543, (2012.8)
AM. Khalid, A. Asano, YZ. Hosaka, K. Ohyama, M. Ohta, and Y. Yamano.: Expression of a vovel sphingosine 1-phosphate receptor motif protein gene in maturing rat testes. Bioscience, Biotechnology and Biochemistry, 76, 1769-1773, (2012.9)
AM. Khalid, A. Asano, YZ. Hosaka, M. Ohta, K. Ohyama, and Y. Yamano.: Rat stem-cell leukemia gene expression increased during testis maturation. Bioscience, Biotechnology and Biochemistry, 76, 2118-2123, (2012.11)
自由記述
生化学、分子生物学手法により動物の生命現象を解明する
哺乳動物を対象として、内分泌撹乱物質が精子形成機構に及ぼす影響を分子生物学的、遺伝子工学的手法により解析しています。内分泌撹乱物質が生体に取り込まれたときに精巣で発現変動する遺伝子を網羅的に解析し、最終的にはこれらの遺伝子を用いることにより、生殖毒性の明らかでない化合物に対する検出系の確立をめざしています。
遺伝子発現解析には化合物の標識が必須です。今日では蛍光標識などの技術が進歩して手軽に鋭敏な分析が可能となっていますが、他方で放射性同位元素RIを使ったトレーサー法も依然として有用なツールとして利用されています。本研究においてもRIを分析ツールとして有効に活用しています。獣医療においてもRET,SPECTなど核医学診断が進みつつあります。放射線の基礎、安全取扱いについては「放射線生物学」で講義しています。