教員の紹介

准教授 浅野 淳あさの あつし

所属大学
鳥取
講座
基礎獣医学
教育研究分野
獣医生化学
担当科目
獣医生化学,獣医生化学実習
asanoatsushi

教育ポリシー

未知の問題に立ち向かう力を身につける

主な研究テーマ

  • 雄性生殖細胞の増殖・分化機構の解明
  • インターフェロンによる生体防御機構の解析
  • 感染症の血清学的診断法の開発

研究のキーワード

  • 精子形成
  • 転写調節因子
  • ガン-精巣抗原
  • インターフェロン
  • エピトープマッピング

主な研究業績

Khalid, A.M., Asano, A., Hosaka, Y.Z., Ohta, M., Ohyama, K., Yamano, Y.: Rat stem-cell leukemia gene expression increased during testis maturation. Biosci. Biotechnol. Biochem. 76: 2118-2123, 2012.

 

Masuda, Y., Matsuda, A., Usui, T., Sugai, T., Asano, A., Yamano, Y.: Biological effects of chicken type III interferon on expression of interferon-stimulated genes in chicken: comparison with type I and type II interferons. J. Vet. Med. Sci. 74: 1381-1386, 2012

 

Asano, A., Torigoe, D., Sasaki, N., Agui, T.: Identification of antigenic peptides derived from B-cell epitopes of nucleocapsid protein of mouse hepatitis virus for serological diagnosis. J. Virol. Methods 177: 107-111, 2011.

自由記述

1.雄性生殖細胞の増殖・分化機構の解明

 精子の形成過程は非常に複雑で、多くの謎が残されています。精子形成には非常に多くのタンパク質が働くことによって成り立っています。現在、がん組織と精巣にのみ多く見られるタンパク質(ガン−精巣抗原)や、遺伝子の転写を調節するタンパク質(転写調節因子)に着目し、研究を進めています。我々はこの研究を、家畜の繁殖効率の改善や腫瘍の診断・治療に活かしたいと考えています。

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2.インターフェロンがもたらす生体防御機構の解析

 動物の細胞にウイルスが侵入すると、インターフェロン(IFN)タンパク質が作られます。IFNは周りの細胞に作用して、ウイルスの侵入を防ぐ作用をもっています。また、IFNは感染の防御だけでなく、腫瘍細胞の増殖を抑える作用ももっています。我々はこの作用を詳しく調べるために、IFN刺激によって作られる一連のタンパク質(IFN誘導性遺伝子産物)の働きについて解析を進めています。我々はこの研究を、家畜の感染症対策や腫瘍の診断・治療に活かしたいと考えています。

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3.感染症の血清学的診断法の開発

 動物を集団で飼育している時は、感染症の流行を防ぐために、集団内の感染症の定期的な診断が重要となります。我々は、動物の血液を用いて感染症の診断を行うことを目的として、実験動物に感染するウイルス(センダイウイルス・マウス肝炎ウイルス)が有するタンパク質に対する抗体を検出するための抗原ペプチドを開発しました(特願2009-104905、特願2009-104906)。

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