教員の紹介

准教授 中川 敬介なかがわ けいすけ

所属大学
岐阜
講座
病態獣医学
教育研究分野
獣医微生物学
担当科目
獣医微生物学,獣医微生物学実習,獣医感染症学
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教育ポリシー

自ら学び、また学生からも学びつつ、より良い教育を追求し続けること

主な研究テーマ

  • 家畜および伴侶動物の感染症の制圧・予防・診断法確立に関する研究

研究のキーワード

  • 微生物学
  • コロナウイルス

主な研究業績

私はテキサス大学医学部ガルベストン校で、ラクダからヒトへ(あるいはヒトからヒトへ)感染拡大する人獣共通感染症である中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの研究に従事していました。MERSコロナウイルスは、2012年に発見されたヒトに致死的な呼吸器疾患を引き起こす危険な病原体です。その高い病原性にも関わらず、残念ながらまだ治療法もワクチンも開発されていません。私はそれらを開発するための手掛かりを得るために、ウイルスがどうやって感染細胞の中で効率よく増えているのかを調べる基礎研究を行っていました。研究の結果、感染細胞内で作られるnsp1蛋白質と4a蛋白質という2つのウイルス由来蛋白質がMERSコロナウイルスの効率的な増殖を助けていることを明らかにしました。こうした知見の蓄積が、MERSコロナウイルス感染症に対する治療法・予防法の確立に貢献できる可能性があります。岐阜大学では、今までの研究経験を活かし、動物のコロナウイルス感染症に対する治療・予防・診断法の開発に関する研究を行っていくつもりです。

自由記述

研究をしていると思いがけない現象に出会うことがあります。どれだけ考えても、訳が分からない場合もあります。そんな時に大事になるのが、自分なりに想像力を働かせることだと思います。その結果、思いがけない発見や解決法の提案につながることがあります。私自身、何回もその瞬間に出会ったことはありませんが、「誰も検証していなかったけど、実はこうなっていたんだ。」という発見を学生と一緒に体験するのが今の私の夢の一つです。