学科長ごあいさつ

岐阜大学応用生物科学部 共同獣医学科長 鈴木 正嗣
岐阜大学応用生物科学部
共同獣医学科長
鈴木 正嗣

本年4月、共同獣医学科6期生が入学しました。これにより、全学年に共同獣医学科の学生が在籍することになりました。

さて、6年目に入りました共同獣医学科ですが、その教育課程の特色のひとつに、学生がもう一方の大学に移動して受講する学生移動型授業があります。2年生を対象とする「大学教育導入演習Ⅱ」は、鳥取大学の学生が岐阜大学に移動して行う合同授業で、夏休みに実施しています。昨年度は、岐阜の地域性を踏まえた「鵜飼」をテーマにした鵜の生物学や健康管理・保全に関する講義や見学、岐阜県の隣の滋賀県にあります日本中央競馬会栗東トレーニングセンターの見学、岐阜大学で行なっている研究の紹介、岐阜大学附属動物病院の見学などが実施されました。3年生では、鳥取大学で鳥インフルエンザ、岐阜大学で狂犬病をテーマにした公衆衛生学実習が開講されました。

また、一昨年度初めて獣医学共用試験(vetCBT・ vetOSCE)が実施されました。この試験に合格した5年生を対象にして、附属動物病院や産業動物臨床の現場において「総合参加型臨床実習」が実施されました。

地域との連携の一環として、一昨年に岐阜県中央家畜保健衛生所が岐阜大学キャンパス内に移転されました。岐阜県中央家畜保健衛生所と連携して設置されました家畜衛生地域連携教育研究センター(GeFAH)でも、共同獣医学科の教育のさらなる充実を図っております。例えば、学生が公務員獣医師の職場を体験学習するインターンシップが行われました。

このように、共同獣医学科の教育実績は年々進展しております。今後も、教職員一同、共同獣医学科の教育の発展と充実に向け、たゆまぬ努力を続ける所存でおります。つきましては、皆様方のご理解とご支援を賜りますよう、どうかよろしくお願いいたします。

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鳥取大学農学部
共同獣医学科長
太田 利男

本年度、鳥取大学共同獣医学科長を拝命いたしました。

平成25年4月に設置された共同獣医学科は6年目を迎え、来年3月には第1期生が卒業することになります。本共同獣医学科の教育理念は、動物の健康の増進、公衆衛生の向上、人間社会と環境における健全性の維持に貢献する命の専門家の育成です。そのため本学科における教育では、通常の対面型講義や実習に加え、学生移動、教員移動および遠隔講義システムを用いた様々な手法により、動物に関わる総合的、実践的かつ高度な獣医学教育を展開しています。

共同獣医学科の1~3年生の間は基礎、病態、応用に関する科目が主であり、1、2年生では、両大学の学生が互いに移動し、合同で実施する授業を行っています。4年生以上の学年では、臨床獣医学の教育科目が中心となります。4年生は、年度末に獣医学共用試験を受験し、昨年に引き続き全員が合格しました。獣医学共用試験は、参加型臨床実習を受講するための学生の質の確保と保証が目的の試験です。そのため、5年生は「総合参加型臨床実習」を受講できることになり、実際の臨床現場での実習参加を通して実践的な診療技能と臨床的知識を身につけることが出来るようになります。また、公務員獣医師や小動物、産業動物獣医師の職場における実習により獣医学の応用に関する知識を身につける公衆・家畜衛生インターンシップ実習や海外の獣医系大学における教育に触れることでグローバルな視点を養う国際獣医学インターンシップ演習などの授業科目もあり、獣医師としての社会的使命と役割を理解するための実践的な科目も組まれています。

共同獣医学科は、日本のみならず国際社会で活躍できる学生を輩出すべく、今後も教育研究体制の充実、教育カリキュラムの策定と改良および教育環境の改善を図っていきたいと考えています。共同獣医学科の全ての学生が、国内外の社会的要請に対応できる獣医師として活躍できるように努力して参ります。今後とも皆様のご支援とご理解を宜しくお願い申し上げます。