共同獣医学科
Joint Department of Veterinary Medicine
新着情報
大学教育導入演習I(JV1)を実施しました。
8月26日(月)-8月30日(金)に大学教育導入演習Iを鳥取大学で実施しました。本科目は共同獣医学科のカリキュラムで両大学の共同獣医学科1年生が一緒に受講する最初の演習であり、共同学科学生としての「一体感の醸成」を目的としています。また、産業動物獣医学の入り口として産業動物の繁殖管理、家畜飼養衛生および疾病予防対策に対する理解を深めることも重要なテーマです。加えて、鳥取大学教員が担当専門科目と研究内容を紹介し、獣医学の多彩な領域と多様な社会貢献に関する理解を深める等、様々なプログラムが組まれています。
初日は対面・開講式および翌日の演習に向けた準備を行いました。2-3日目は鳥取県畜産試験場および大山放牧場(公益財団法人鳥取県畜産振興協会)を見学し、産業動物を飼育する上で不可欠な暑熱対策や採精等の繁殖管理について学びました。4日目午前は、現場見学の内容をまとめてプレゼンテーションを行いました。プレゼンテーション後の質疑応答では鋭い質問もありましたが、質問に対して皆が真剣に受け応えしている姿が印象的でした。4日目午後は、産業動物獣医学に関する講演、鳥取大学教員の教育研究分野の紹介、閉講式および交流会を行いました。産業動物獣医学に関する講演では、現場経験豊富な鳥取県職員をお招きして家畜保健衛生所における獣医師の業務紹介をしていただきました。農家等への家畜衛生指導や検査に加えて鳥インフルエンザおよび口蹄疫が発生した際に獣医師がどのような役割を担い、どのように対応するか等、リアルな現場の話から獣医師の仕事に対する理解を深めました。プログラム終了後は両大学の学生と鳥取大学教員との交流会を行い、親睦を深めました。次に彼らが顔をあわせるのは2年次に岐阜大学で開講される大学教育導入演習IIです。
産業動物獣医学に関する講演と質疑応答
プレゼンテーション(左)、教育研究分野の紹介(右)
交流会
集合写真