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大学教育導入演習Ⅱを実施しました。

  8月28日(月)~9月1日(金)[4泊5日]、両大学の共同獣医学科2年生64名が岐阜大学に集まり、大学教育導入演習Ⅱを実施しました。

 

  初日は、長良川うかいミュージアムにて演習を実施しました。宮内庁式部職鵜匠・山下哲司氏による特別講演を受講したのちミュージアムの展示を見学して、鵜の生態や長良川鵜飼の歴史などを学びました。また、施設見学後は周辺を自由散策し、本物の鵜飼を川岸から見物したり夕食を共にしながら、班ごとに交流しました。

  2日目は、鳥類の解剖学(齋藤准教授)、鵜の病理(酒井准教授)、鵜の保健衛生(岐阜県中央家畜保健衛生所・杉山裕司氏)の講義を受講し、鵜の生態や病変について理解を深めました。続いて、(株)イーグレット・オフィスの須藤明子氏から、カワウの科学的・計画的捕獲やイヌワシの保護活動についての講義があり、野生動物の保護管理の現状や考え方について学びました。さらに、日本中央競馬会(JRA)特別顧問(前理事長)の土川健之氏による特別講演が行われ、JRAの取り組みやJRAにおける獣医師の活動が紹介されました。

  3日目と4日目は、2グループに分かれ、交互に1グループは滋賀県にあるJRA栗東トレーニングセンターの競走馬診療所および調教施設を見学し、もう1グループは、岐阜大学の教員による獣医学の研究紹介を受講し、臨床系教員の誘導で岐阜大学附属動物病院を見学しました。また、4日目夕には、立食形式で教員・学生意見交流会を行い、学生間のみならず、教員とも交流をはかりました。

  最終日は、動物福祉・倫理に関する課題についての検討・発表会を行い、班ごとの学習成果を発表して、演習を締めくくりました。

 

  この5日間、天候にも恵まれ、無事に当演習を終えることができました。

 

 

 1日目
長良川うかいミュージアム見学
鵜匠(山下氏)の講演
長良川うかいミュージアム見学
金華山(岐阜城)・長良川を背景に山下氏を囲んで
 2日目
鈴木学科長あいさつ “鵜”に関する講義1
“鵜”に関する講義2(岐阜県中央家保 杉山氏) JRA特別顧問(土川氏)の講演
 3日目
栗東トレーニングセンター見学 研究紹介(応用分野)
研究紹介(臨床分野) 動物病院見学
 4日目
栗東トレーニングセンター見学1 栗東トレーニングセンター見学2
研究紹介(病態分野) 交流会
 5日目
課題発表 ベストプレゼン賞を表彰