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生態保全管理学特別演習(JV6)を実施しました。

  8月6日(月)~8月9日(木)[3泊4日]の間、鳥取大学共同獣医学科6年生が岐阜大学に移動し、岐阜大学にて、岐阜大学共同獣医学科6年生と合同で「生態保全管理学特別演習」を実施しました。 本演習は選択科目で、共同獣医学科6年間で最後の学生移動科目となります。

  1日目、午後に鳥取大学の学生が到着すると、概要説明の後、さっそく自動撮影カメラの扱い方を学びました。その後キャンパス内の柳戸試験林内でカメラを設置しました。各班カメラの位置や方向などを色々と工夫しながら設置して記録を取りつつ、後日何が撮れるか期待しているようでした。

  2日目、午前には野外調査の方法について座学で学び、野生動物に発信機等を取り付けて調査する「ラジオテレメトリー」について体験をしました。

  3日目、午前には捕らえた野生動物の年齢などを知るための、歯の切片からの年齢推定法を学び、実際の標本を使って体験しました。午後には実際の動物の代わりに豆を使って個体数などの推定法を体験後、1日目に仕掛けた自動撮影カメラを回収し、撮影した映像を確認して何が・どのように撮れて、どういった事柄が分かったか発表して話し合いました。

  最終日の4日目には、野生動物の捕獲法として吹き矢による方法を学び、模擬吹き矢を自作して実際に吹いてみました。

  本演習で、学生たちは体験を通して、野生動物に関わる獣医師への大きな成長を果たしたように感じられました。また教員の指導の下、4日間を通して酷暑とも言える中、無事演習を終えることができました。

 

 

 1日目
概要説明 自動撮影カメラについて(講義)
カメラ設置の説明 カメラ設置(1)
カメラ設置(2)
 2日目
写真なし
 3日目
歯による年齢推定法(講義) 顕微鏡で標本を見る
標識した動物に見立てた豆を数える 初日のカメラを回収、データを確認
発表(1) カラス 発表(2) たぬき
 4日目
吹き矢について(講義) 吹き矢を製作
自作の吹き矢を試射 野生動物医学研究室のみなさんに感謝